コンクール開催趣旨リード文

新人の発掘と育成を図るべく、1981 年に本会の創始者・四家文子の発案により始められたこのコンクールは、詩・作曲・声楽の三部門で構成されます。
まず詩部門で新作詩を募集し、詩部門の入賞詩を課題詩とする作曲部門の作品募集を行い、作曲部門の入賞曲を声楽部門本選会で、当会声楽会員によって披露する、他に例のないコンクールです。
これまで本コンクールの入賞・入選者は、現在国内外で活躍の場を広げ、優れた日本歌曲の発表・紹介に努めております。
近年は外来音楽を演奏するのみではなく、邦人演奏家の海外での活動も活発になり、声楽分野での日本歌曲の演奏頻度も高まっております。
《美しい日本語と香り高い歌を》を目標に1966年に活動を始めた本会では、日本語がよく分かる発音・発語による歌唱を強く望んでおります。
本コンクールの趣旨にご賛同いただき、多くのご応募がありますよう願っております。